21世紀、これからはどんな世界になるのでしょうか?
2017.11.02
21世紀、これからはどんな世界になるのでしょうか?
これから子どもたちが身につけたい本当に必要な力とは?
20年で世の中は変わります。
私たちの子どもが、大人になる20年後。
どんな世の中になっているのでしょうか?
漠然と「国際化だから英語は必要」「プログラミングを学ばせよう」などと思っていませんか?
でも、それは本当でしょうか?
20年で世の中は変わります。
例えば、今、きっとお手元にあるスマートフォン。20年前の姿は公衆電話とポケベルです。
もっと世の中が変わった!という例で言いますと、1950年。女性の高校進学率は55%。大学・短期大他学進学率は15%でした。
それから20年後。
1970年。女性の高校進学率は95%を超えました。
さらに20年後の1990年には女性の大学・短期大学進学率は89%を超えています。
「女性に学力は必要ない」と言われていた時代から、女性も学ぶのが当たり前の時代に。
そして現在は「女性も学び、働き、稼ぐ」時代へと変化していきました。
時代は刻一刻と変化しています。
子どもが身に着けなければいけない能力は、親世代が身につけたかった能力、求められていた能力とは異なるのです。
2014年にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士が、このような予測を発表しました。
コンピュータに仕事がとってかわられるとはどういう意味?
まず、この20年間で行われたコンピュータ導入事例をご紹介します。
有人改札が自動改札へ
1990年代前半の電車の『駅』を思い出してみてください。
どの駅にも駅員が立ち、切符は手作業で穴をあけていました。
しかし2000年代には、自動改札機が導入され、今では「切符を切る駅員」という仕事はほぼなくなりました。
Amazonにより街中にある本屋が倒産
2000年11月からAmazonが日本で書籍販売を始めました。
その前年1999年時点では全国約22200店あった書店は、2014年時点では約13700店まで減少しました。
15年間で8500店が閉店。
現在も全国で1日あたり1店舗が閉店しています。
現在、進められているコンピュータ導入事例
レジがない無人コンビニ
アマゾンがアメリカのシアトル州でテストを行っているコンビニのようなリアル店舗「アマゾンGO」が始まりました。レジがなく、スマートフォンをかざして入店します。店内には無数のカメラとマイクがあり、客が商品を手に取った様子を人工知能で認識しているため、商品を棚から取って店から出れば自動的に決済が完了します。
ロボットタクシー
2015年10月、安倍首相が「2020年には、東京で自動運転車が走り回っている」と宣言しました。東京オリンピック観戦のために来日した観光客が急増する事を踏まえ、技術力のアピールや、外国語での行き先指示、観光地案内などを想定しているそうです。さらに国家戦略特別区域のひとつ「さがみロボット産業特区」で行われる、様々な社会実験のひとつとして「ロボットタクシー」の自動運転タクシーが採択されました。2016年から期間限定で神奈川県藤沢市で、実際に利用者を載せての運行が始まりました。
これからますますコンピューターによって仕事内容の変化が見られ、コンピュータ導入事例は増えていくことでしょう。コンピュータは疲れ知らずです。コンピュータは、365日24時間不眠不休で働くことができます。風邪をひくことも、不満を言うこともありません。人間が、コンピュータと真っ向勝負しても勝ち目はないのです。
そのようなコンピュータのいる世界が20年後の世界です。
20年後、社会に出ていく子どもたちが、
本当に身につけていきたい能力とはなんでしょうか?
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