4つの力(創造力・挑戦心・信頼感・専門性)の育て方
2017.11.01
ぐちゃラボでは、21世紀には”4つの力”(創造力・挑戦心・信頼感・専門性)が必要だと考えています。
この4つの力は、3歳までにその土台を作ることができます。
4つの力の育て方を見ていきましょう。
創造力と挑戦心は「いたずら」で伸びる!
子どもの「やりたい!」を大切に
お子さんが『いたずら』をはじめると、これも子どもの成長だと思いながら、お子さんのいたずらを止めていませんか?
ティッシュを出してしまったり、離乳食をぐちゃぐちゃにしたり、水たまりの中に入ったり、木の枝を振り回したり。
これらのママがついつい止めちゃいたいいたずらは、子どもにとっては、自分の好奇心がぐんぐん育ち、実践することで創造力が伸びる大切な遊びなんです。
「遊び」と聞くと、大人が行うような飲み会に行ったり、サーフィンに行ったり、というリフレッシュする時間とお思いになるかもしれません。
しかし子どもの遊びと大人の遊びは全く異なります。子どもの遊びは生きるために、成長するために必要な知識を得る『学び』の時間です。
自ら遊びを見つけ、考え、試行錯誤し、思う存分遊んだ子、つまり一生懸命に学んだ子は、新たな挑戦をし、様々な創造をしていくことができるんですよ。
子どもは怒られると次第に、様々なことに挑戦しなくなります。新たな挑戦を恐れるようになり、「ママの言うことに従っていればいい」という考えになります。
そうすると、子どもの「自分で考える力」が失われてしまうのですが、
つまり、子どもは、のびのびと遊ぶからこそ挑戦心と創造力を伸ばしていけるんですね。
創造と挑戦といえば、白熱電球や蓄音機を発明した、発明王とよばれる『トーマス・エジソン』は、幼少期に問題児と言われていました。
とっても知りたがりで周りの人に質問ばかりして困らせたり、ガチョウの卵を自分でふ化させようと、ガチョウ小屋の中に、ごはんも食べずに何時間も座っていたなんてエピソードも。
子どもの「やりたい」にとことん付き合うことは、ママにとってはとても大変な面もあるでしょう。
でも、どんないたずらも子どもの将来に必要な学びだと思うと、ついつい止めちゃってたことが実はもったいなかったかも・・・と思えませんか?
子どもの創造力を育てるためには、子どもたちがやりたいと思う遊びを認めることが欠かせないんです。
エジソンのお母さまも、エジソンの強い味方で、彼の好奇心を満たすことに非常に協力的だったそうです。
うちの子いたずらばっかり・・・なんてお子さんも、将来エジソンみたいな人々を幸せにする発明をするかもしれませんよ。
信頼感は「親子関係」が土台になる
親は「ウソをつかない」「相手を思いやる」を徹底する
人がお金を払うのは、どんな時か考えたことをありますか?それは相手を「信頼」した時です。怪しい相手、信頼できない相手から何かを買うことは、ありません。
同じ値段で、同じ物が売られていた場合、より信頼できる相手を選びます。同じ値段で、同じ物が売られていたら、より大手の企業から物を買うのは、大手のほうが信頼できるからです。
しかし、これからの時代は「大手だから安心・信頼できる」ということはありませんね。
また、インターネットが普及し、価格を下げたら他社も下げて、その情報が全国に広がっていきます。価格のみ勝負する価格競争時代は終わりました。
より相手から信頼を得られるということが、これからの時代生きるために必要です。
信頼を得る方法は、たった1つ。
相手に誠実であることです。
誠実とは、嘘をつかない、相手を思いやるなどということ。
この土台を築くのは、親子の関係です。親が子どもにウソをつかないことだったり、本当に親が子どもを思いやっていくことが大切です。
例えば、子どもが泣いたときに「そんなに泣くなら、出ていきなさい!」なんて言ってませんか?
でも本当に、外に追い出すことはありませんね。このような言動不一致が「ウソ」です。子どもを脅したり、ウソをついていくと、子どももウソをつくことが当たり前だと思っていきます。
子どもへ話す言葉は、必ず言動一致させたいですね。
そして、親が子どものことを本当に考えて、思いやっていくこと。子どもは親のおもちゃでも、身代わりでもありません。
親の夢、例えば「甲子園に出たかった」「ピアニストになりたかった」といったものから「もっと頭が良かったら」「運動ができれば…」
それは親の願いであって、子どもの願いではありません。
親が、子どもの本当に望んでることを考えて、叶えてあげることで、子どもは親を信頼します。
このように親が嘘をつかず、相手を思いやった行動をすることで、子どもも将来にわたって誠実に生き、信頼感の基礎を作っていくことができます。
専門性を極めるためには子どもの「好き」を知る
子どもの才能「好き」の中に隠されている
子どもは必ず「才能」を持って生まれてきます。
10000時間の法則をご存知ですか?
10000時間の法則とは、なにかのスキルを得ている人は、必ずそれについて10000時間費やすしている、という法則です。
どんなに素晴らしい選手でどんなに才能があるように見えても、練習に10000時間以上費やしているんです。10000時間とはどれくらいの時間でしょう?
例えば中学生になったときにはじまる部活動をイメージしましょう。
13歳である部活動を始めます。平日だけ2時間それに費やしたとしたら、中学卒業時で1440時間。
高校卒業まで続けても2880時間。
10000時間に達するのは、32歳の時です。
約19年間もかかります。
でも、もし小学3年生で始めて、1日4時間費やすことができれば約7年間。
高校2年生で10000時間に達します。
甲子園に行く高校野球選手の多くが小学校のうちに野球を始めてるのは、わけがあるんですね。
でも、もちろん10000時間、ただやればいいわけではありません。
情熱をもって、真剣に10000時間取り組む必要があります。
では、情熱をもって、真剣に10000時間費やすことができることはどんなことでしょう?
それは「好きなこと」なんです。
実は、才能というのは、最初から飛び抜けて何かができるというよりも、何かを続けて努力した結果、伸びていった能力のことなんです。
子どもの「好き」の中に、生きていくための才能が隠されています。
お子さんはどんなことが好きですか?
お子さんの「好き」を知るために多くの体験をすること、そしてお子さんのことをよく見て、たくさんお話しをして、本当に好きなことを親が知り、その好きなことをできる環境を整えること。
将来に必要なものを親が考え、与えるのではなく、子どもの中にこそ将来必要なものが隠されているのです。お子さんの「好き」なことはなんですか?
ご質問やご不明な点、講座のご依頼などは
こちらからお問い合わせください。