ぐちゃぐちゃ遊びの親子教室

【子連れ防災を考える】確認することと用意するものなど

2018.06.19

●【子連れ防災】本当に用意しておきたいもの

こんにちは。ぐちゃラボの会田です。

 

昨日、大阪を中心とした地震が発生しました。

被災地の皆さまの無事を祈っております。

そこで、本日は『子連れ防災』について考えてみようと思います。

お子さんを守るのは、あなたです。

非常用バッグはありますか?

旦那さんと避難場所の打ち合わせはしてますか?

これから、順を追ってご説明しますね。

家族の集合場所を決める

 

昼間、震災が起こった場合。

旦那さんは、会社にいることが多いでしょう。

そのとき、どこに行けばよいかわからなくならないように、あらかじめ避難場所の確認と、どこに集合するか決めておきましょう。

しかし、子どもがいる場合、一度避難した場所から移動することは困難です。

そんなときのために、旦那さんには「避難所を回る順番」を伝えてください。

例えば、我が家では、わが子が通う予定の小学校が、避難場所として指定されています。

しかし、学区の端にあるんで、家からみると別の小学校より遠いんです。

また近所の友達はみんな違う小学校。

状況に応じて、別の小学校にいる可能性を伝えてあります。

夫には4カ所の避難場所のどこかにいるはずだから、まず、避難指定場所から順番にすべてまわってほしい、と。

おおまかにでも、そんな取り決めをしておくと、「焦って、まわりの人と一緒にこっちの避難場所に来てしまった。でも、夫との待ち合わせは別の場所だ。どうしよう?!」ということになりません。

被災した場合、あらかじめ決めた集合場所を目指すよりも、信頼できる人と行動した方が安心な場合もあるでしょう。

旦那さんには、子連れの場合は身動きがとれないことも含め、その点を伝えておきましょう。

都筑区の避難場所はこちらから確認できます

防災グッズの確認

 

 

 

防災グッズの中身を確認しましょう。

一般的に言われている防災グッズの中身

●水(可能ならば1人1リットル程度)
●非常食
●箸・コップ
●ラジオ
●懐中電灯
●電池
●携帯充電器
●救急用品
●タオル
●常備薬
●ナイフや缶切り
●ウェットティッシュ
●ポケットティッシュ
●サランラップ
●歯ブラシ
●眼鏡
●ビニール袋
●10円玉(公衆電話使用するため)
●通帳や証書のコピー
●携帯トイレ
●レインコート
●着替えなど

 

 

 

赤ちゃん・小さなお子さんがいる方は、以下を追加してください。

 

 

 

 

 

 

●おむつ
※今のサイズ~少し大きめのもの。非常用カバンを用意したときからサイズアウトが想定されるため

●ミルク・哺乳瓶
※母乳の方もストレスで止まる可能性があります。

●レトルト離乳食・子ども用スプーンやフォーク
※非常食が届いても、子ども用はなかなか手に入りません。
多めに準備してください。

●母子手帳のコピー

●家族写真
※はぐれたときのために。
お子さんの成長ははやいので、顔がはっきりわかるもの。
自分の子どもだと証明できる家族写真をご用意ください。

●抱っこひも
※震災時は、がれきが落ちていて歩きにくかったり、大人も混乱していて、足元を歩く子どもに気づかず蹴っ飛ばされる危険性も。
歩けるお子さんもできる限り、抱っこして避難しましょう。

●お子さんにも小さなカバンを持たせる。
その中にこの情報を書いた紙を入れておいてください。
・お子さんの名前(あだ名・呼び方もあれば)
・両親の名前
・連絡先
・誕生日
・アレルギー情報
(必須!!!「アレルギーなし」という情報も有効)

我が家では、「本当に最低限と思われるものだけ」のカバンと、「衣類などの余裕があるもの」のカバンと2つにわけています。

いざというときは、私が本当に最低限と思われるものだけのカバンを持ち、夫が重いものや余裕があれば持ち出したいものなどを持つ予定です。

 

 

 

一度は避難場所まで歩いてみよう

 

 

 

 

 

 

家族で避難経路の確認をしましょう。

どの道を歩くと良いか。
(通学路が最適とは限りません)

どんな危険がありそうか。

話し合いながら、確認をしてみてください。

 

 

 

地域やママ同士のつながりは、緊急時にこそ必要なもの

 

 

 

 

 

 

いざというとき、お子さんを預けられるママ友や地域の方々はいますか?

被災した場合、ちょっとした買い物に長蛇の列ができます。

お子さんを預けあって、順番に買い物に行けるようなママ友がいますか?

救援物資が届いたときに知らせてくれる人はいますか?

子連れの場合、もし家が無事だったら、できるだけ家で過ごそうとする方が多いと思います。

子どもを連れて避難所生活・集団生活は大変ですから。

しかし、救援物資が届くのは、避難所です。

そこから「いま○○が届いたよ」「あなたの分も、来るまで取っておいてもらえるように、頼んでおいたよ」と情報を届けてくれるような方は、まわりにいますか?

子どもとはぐれたとき。

子どもの顔をみて、あなたのお子さんだと気が付いてくれる方が、まわりにいますか?

こちらが探すときに、知らない人ばかりの中で顔写真を見せて「この子、みませんでしたか?」と伝えるよりも、知り合いが多い地域で「うちの子がいない!!」と言った方が、圧倒的に見つかる可能性が高いです。

お子さんの顔がわかる人が多ければ多いほど、子どもが1人で被災してしまった場合でも、「○○ちゃん!あっちにママいたよ。探してたよ」と連れてきてくれる可能性がぐーんと高まります。

どれもこれも、被災する前に、用意しておきたいものです。

しかし、「地域の人とつながっていること」が、本当に用意しておきたいものなんですね。

内閣府の防災情報のページによると

『(前略)東日本大震災の前から、自治会・町内会等の地縁活動やNPO、ボランティア活動等への参加の程度が高い人ほど、大災害時にも孤立することなく、支援したり支援を受けたりすることができる可能性がある(後略)』と書かれています。

特に働くママは、なかなか地域とつながる機会が少ないですよね。

町内会がに入る、という選択肢も考えてみてくださいね。

都筑区の町内会加入についてはこちらをご覧くださいね。

あわせてこんな本もありますよ。

こちらの本は、被災したママたちの体験談が中心です。

 

 

被災ママ812人が作った 子連れ防災手帖/KADOKAWA/メディアファクトリー
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こちらの本は、被災したママたちの体験をもとに、子連れで防災するにはどうすればよいのか書かれています。

 

 

被災ママ812人が作った子連れ防災実践ノート/KADOKAWA/メディアファクトリー
¥823
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お子さんの命を守るために、防災の準備していきましょう。

 

 

WRITER

 会田夏帆(あいだなつほ)
 会田夏帆(あいだなつほ)乳幼児教育専門家
日本乳幼児遊び教育協会 代表
ぐちゃぐちゃ遊び 考案

発達心理学・幼児教育に基づき造形遊びを軸とした『ぐちゃぐちゃ遊び』考案し、横浜市でぐちゃぐちゃ遊びの親子教室を開講。
年間1500組の親子が集まり、入会まで1年待ちの人気教室に成長。
実績を生かして、子どもの創造力や挑戦心を伸ばすぐちゃぐちゃ遊びを日本全国に広めている。また、親子教室・保育士などのためにママと小さい子どもの信頼関係のつくり方講座やママ向けに子育てセミナー(親子の遊び方講座・外遊び講座・絵本講座・イヤイヤ期講座・褒め方叱り方講座)を全国で行っている。

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