SpatialChatとZoomを比較してみた。SpatialChatのメリット・デメリットなど
2020.06.06
新しいオンラインツールである『SpatialChat』を使用してみたんで、使い方などを記載していきます。(2020.06.05現在)
こちらのページからスペースをつくるをクリックして、メールアドレスとスペース名(部屋自体の名前)を入れたら完成です。
スペース名が入ったURLが発行されて登録されたメールアドレスに届きます。
そのURLをクリックするとスペース(部屋)に入ることができます。
使用日3日前にこのスペースを作りましたが、特に使用期限などは見当たらず。
https://spatial.chat/s/●●●
この●●●が先ほど入力したスペース名がくる様子。
URLをさきに確保しておいたほうが良いかも?
現時点で、そのメールアドレスに迷惑メールなどはきていません。
届いたURLをクリックすると、名前入力に進みます。
その名前が映し出されるのですが、特に頭文字が大切なので日本人なら漢字入力が便利かも。
例:会田夏帆と入力してあると「会」と表示されます。
あいだなつほと入力すると「あ」と表示されます。
AIDAにすると「AI」と表示されます。
日本乳幼児遊び教育協会認定講師は、2~3か月に1回程度、みんなでまったり雑談時間をつくっています。(希望者のみ)
今回はそのときのスクショを使用します。
各自の部屋のURLを発行してそちらをクリックすると、こんな感じで自分の顔がまるく映し出されます。
自分の顔をクリックしながら動かすと、自由な場所に動くことができます。
実際にパーティー会場にいるのと同じように、人から離れると声も小さくなります。
近くにいると声が大きく聞こえます。
例えばこんな感じで、4人と3人にわかれてみました。
離れると顔ではなくて、入室するときに入力する名前の頭文字が映し出されます。
(例えば、会田夏帆と入力して入ると『会』と出る)
右側にいる3人で話している状況です。
小さい丸の4人の会話は大声を出したとき(たまに子どもが叫んだりすると聞こえる)
もしくはこちらの3人が黙ってみて、耳をすますとかすかに聞こえます。
こちらはわたし1人だけ離れてみた状況です。
右側の大きな〇が私です。自分の〇の大きさはかわらず、離れるとほかの人の〇が小さくなります。
ほとんど声が聞こえなくなりますが、かすかに私に近い2人くらいが話すと聞こえてくることも。
2人と4人の真ん中に私がいる状況です。(私は画面OFFにしたため顔ではなく名前の『会』が表示されています)
顔が映し出されてるくらいの距離感だとかすかに両方の声が聞こえます。
はっきりなにを言ってるかわかるかわからないか・・・くらい。
右のピンク星4名は、4人が一斉に話すと聞きとるのはほぼ不可能。
白い星2名は、2名の会話なのでよーく聞こうとしたら聞こえるくらい。
例えるなら、Zoomは着席形式の話し合い、Spatialは立食形式パーティーです。
Zoomはオンライン会議室という名前があるように、話し合いをするのに向いています。
1人が話しているときに、その声をより大きく拾って、ほかの方のちょっとした音声は拾わない。もしくは拾い始めるとそちらにフォーカスする。
また、1人が話し始めて、ほかの人が話し始めると、一瞬ですが間が空きます。
そこにお互いの発言権の譲り合いがうまれてしまいます。
その分、会議や講座などある程度話し手が決まっているなら圧倒的にZoomが使いやすい形です。
(ある意味、無駄な雑談がうまれにくいシステムになってるとも言えます)
しかしSpatialChatは、複数人の声が同時に聞こえます。
3人~4人で話すならこちらのほうが会話自体はスムーズに話しやすいと感じました。(5名以上だと結局話が聞こえにくいので分散するのが良い
Zoomのようにどちらの音声を拾うかコンピューター側が迷うような場面もなく、日常の会話と近い形で音を拾ってくれます。
zoomもブレークアウトルームで小部屋にわけることができますが、しっかり部屋ごとにわかれるためほかの部屋でどんな話をしているかがわかりにくいです。
しかし、spatialchatの場合は、このような立ち位置にいた場合、どんな話をしているのかなんとなく聞こえるので自分の興味があるほうに近づいて入ることができます。
Zoomの場合、ブレークアウトルームに入るときに、部屋をノックせずに開けてしまうようなちょっと申し訳ない気持ちがありながら入りますが^^;
SpatialChatの場合は「なに話してるの~?入れてー^^」と、普段の公園などでママ友に近づいて話しかけるような気楽さがあります。
実際、このようにわかれたときも途中で「あっちがなに話してるか聞いてみよう~」と言って気楽に近づいて合流していました。
これはZoomでは難しいのでは。
但し、反対にSpatialChatの場合は、同じ空間にいる場合は、聞かれているのか聞かれていないのかがわかりにくい、ということでもあります。
内緒話はできません^^;
Wi-fi環境があまりよくない人が入れない💦という事態が発生しました。
また、エクスプローラーでは入りにくくて、chromeにしたら入れたという方も。
実際に時に音が途切れたり、たまに落ちて離脱になってしまったりということも起こりました。
UIをみてても、こりゃ重そうだな...という感じもしますので
ちょっとした仲間内で使って、入れなかったら入れなかったでOKという内容ではない限り
現時点で使うのは難しいと思います。
有料イベントに使うのには難しい印象。
もしかしたらあるのかもしれないのですが、録画ボタンが発見できず。
だれかにあとからこんなこと話したよーというのはできません。
でも実際、録画するとしてもだれか1人(ホスト?)を基準にするのか
それとも全体をまんべんなく音拾うのか?という問題は出てくるかな。
Zoomは録画機能が充実しているので(特に有料ならクラウド録画でギャラリーだけ、共有画面だけ、スピーカーだけとそれぞれ録画もできる)その点は大きく違います。
あくまで雑談ツールといったところ。
みんなの顔をぐるぐる位置を移動させるので、画面酔いが起こるという意見もありました。
マリオカートとかで酔う人には向かないかも。
Zoomは画面が動かないので、これは起こらないですね。
現時点でSpatialChatはパスワードがかけられず、URLを知ってたらだれでも気軽に入れる&ホストが追い出したりもできない(?)のでセキュリティーの心配あり。
アイドルのDVDをカラオケ店に持って行って、ファンが一緒に話したり歌ったりしながら見たりしますが
これをオンラインでやるならZoomよりもSpatialChatのほうが盛り上がりそう!!
なにか1つの画面を見ながら、参加者同士のつながりで楽しみたいものに向いてると感じました。
画面を見ながら叫んでも、それがうるさいと感じる人は勝手に離れてくれればよいという気楽さがある。
zoomだとだれか個人の声だけの音量は下げられないので。
Zoomで交流会(ちょっと真面目)をしたあとに
SpatialChatに移動して二次会(雑談)とするとリアルに近い一次会と二次会に近いイメージだと思います。
最初からSpatialCatだと、逆に話しにくい感じも^^;
事前に背景画像を作っておいて『こんな話をしたい人はこちら』みたいな位置があると良いかもしれない。
堂々とみんなの前で話せる人はZoomの方が使いやすく
少人数で話すほうが気楽、大人数の前で話すのが苦手という人はSpatialChatのほうが気楽に話せそう。
わたしもZoomで同時に話し始めたときのリアルよりも強い「譲り合い」が苦手なので雑談はSpatialChatが使いやすいと感じました。
自分の顔から20文字程度で良いので会話文が出せたらより使いやすいと思いました。
「休憩中だけど話は聞いてます」とか
「離脱中」とか
「〇〇について話し中。どなたでも輪に加わってね」など出せたら便利。
少し離れたところに人がいるときにその人が離脱したいのか、輪に入ってこられてないのかがわかりにくい。
(これは先に私がちょっと離れてみまーすと言って離れましたが、なにも言わなかったらポツンと1人いるように見えて心配されてしまうかも?)
輪に入って良いかの判断に若干迷う時も。(これはリアルと同じですが、リアルのほうが表情が見えて『空気感』がわかりやすい。補う意味でもテキストがあると良いかも?)
こちらはZoomでオンライン運動会の様子。
きっとこれからもいろんなツールが出てきて、またあたらしいオンラインの使い方が出てきそうでワクワク♪
認定講師とは結局3時間もわいわい話してました。
おいかけっこみたいな遊びも発生(笑)
私ももっといろんなツールを考えて、いろんな親子での楽しみ方を考えたいですね^^
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