ぐちゃぐちゃ遊びの親子教室

敏感期ってなんだろう?(おうちでできるモンテッソーリ③)

2017.11.23

●敏感期ってなんだろう?(おうちでできるモンテッソーリ③)

こんにちは。乳幼児専門の造形あそび教室 ぐちゃラボ 会田です。

 

3つ目は『敏感期ってなんだろう?』をお送りしますね^^

生物の成長過程で、ある能力を獲得するために感受性が特に敏感に働く時期を「敏感期」と言います。

 

 

例えば、ずっとベビーカーの金具の部分を触ってる。

 

 

離乳食をぐちゃぐちゃにする。

 

 

 

縁石の上をひたすら歩く。

 

いつもと違う道を嫌がる。

 

 

全部敏感期です。

 

 

 

この敏感期を逃すことを、モンテッソーリは『最終バスに乗り遅れるようなもの』と表現しています。

 

バスに乗っちゃえば、すぐに目的地(能力獲得)ができるのに、この時期に「ダメ!」と言ってしまうことで、能力獲得をするバス(時期)を逃し、あとから目的地(能力獲得)にいこうとしても、ものすごい労力と時間がかかるということ。

 

 

3歳までの敏感期には、こんなものがあります。

 

 

①言語(胎児のときから~)

 

②離乳(生後5,6か月ころ)

 

③秩序(特に1歳半~2歳半)

 

④ちいさなもの(2歳半くらい)

 

⑤感覚(0-4歳)※特に触覚は2-3歳

 

⑥書く(3歳~)

 

⑦挨拶(3歳半~)

 

⑧運動(6か月~)

 

 

 

例えば、ママの口元を見て「まーーーーあーーーーまーーー」と声を出すのは言語の敏感期。

 

たくさんツバが出て、ごはんが食べたい!のアピールをするのは、離乳食がはじまる生後6か月ころ。

 

順番・場所などに強くこだわるのが秩序の敏感期。

 

 

私が教室で意識しているのは、⑤の感覚の敏感期です。

 

 

五感(触覚、味覚、視覚、聴覚、嗅覚)を意識して活動を行っているのは、この時期に五感を刺激することで、感受性がどんどん豊かになるからです^^

 

 

敏感期に、子どもがその能力を伸ばせるように用意するものが教具です。

 

例えば、先ほどのマンホールのふたの穴に小石を落とすなら、こんな教具もいいですね。

 

 

今は100均を利用して、いろんな教具を手作りすることができます。

洗濯ばさみに集中して取り組む姿。

 

洋服で練習だとボタンが小さくて難しい!でも、このサイズなら練習に最適です。

 

 

お子さんの敏感期にあわせて、子どもサイズでいろいろ用意してみるのもいいですね。

 

 

 

でも、子どもは自分で満足するまで行うと、もう見向きもしなくなりますので^^;

 

その時に「せっかく作ったのに!」「もっとやって!」

 

ではなく、十分学んだ、その能力を獲得したんだと思ってくださいね。

 

 

明日は、モンテッソーリには欠かせない教具についてお話ししますね。

WRITER

 会田夏帆(あいだなつほ)
 会田夏帆(あいだなつほ)乳幼児教育専門家
日本乳幼児遊び教育協会 代表
ぐちゃぐちゃ遊び 考案

発達心理学・幼児教育に基づき造形遊びを軸とした『ぐちゃぐちゃ遊び』考案し、横浜市でぐちゃぐちゃ遊びの親子教室を開講。
年間1500組の親子が集まり、入会まで1年待ちの人気教室に成長。
実績を生かして、子どもの創造力や挑戦心を伸ばすぐちゃぐちゃ遊びを日本全国に広めている。また、親子教室・保育士などのためにママと小さい子どもの信頼関係のつくり方講座やママ向けに子育てセミナー(親子の遊び方講座・外遊び講座・絵本講座・イヤイヤ期講座・褒め方叱り方講座)を全国で行っている。

お問い合わせContact

ご質問やご不明な点、講座のご依頼などは
こちらからお問い合わせください。

お問い合わせフォーム