風邪をひきにくくなる食事がある!!
2018.01.02
こんにちは。乳幼児専門の造形あそび教室ぐちゃラボの会田です。
連続記事でお送りしております『風邪をひかない健康で丈夫な身体をつくるために3歳までに親が行いたい事』
【2】着れば着るほど風邪をひく?!薄着にして子どもの免疫力を高めよう!
そして、今日は『風邪をひきにくくなる食事がある!!』です。
最近の研究で、体の免疫力を高めるために、腸の働きが大きく関係あることがわかってきました。
免疫細胞の6割ほどが腸内にあるとされ、「免疫力の8割は腸内の状態で決まる」との指摘もあるんです。
私たちのカラダは、口から胃・腸へと続くトンネルのような構造になっています。
そのため、腸には口を通じてカラダに入る食べ物のほかにも、細菌やウイルスなどの病原体が入ってきます。
そうした病原体の侵入をくい止めるのも、腸の大切な役目。
つまり、腸は体内にありながらも、外界からの病原体の侵入をくい止める最大の免疫器官なのです。
免疫力を最大限生かすためには、腸内環境を良くする必要があります。
腸内細菌のバランスを整えるために必要なのが
・発酵食品
・食物繊維
です。
例えば、ヨーグルト、味噌、納豆、漬物などの発酵商品を腸内の善玉菌を増やすことができます。
【1】風邪をひかない2つの方法 でもお伝えしましたが体温と免疫力には大きな関係があります。
免疫力を上げるためには、体温を上げることが大切ですが、体温を上げることができる食べ物があります。
『東洋医学には「食養生」という考え方があります。食品を味(五味:酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味[かんみ、塩辛い])や性質(五性:温性・熱性・寒性・涼性・平性)で分類し、これらを季節や体調の変化に合わせて組み合わせてバランスよく摂ることがよいとされています。ここでは、身体を温める食養生の一部をご紹介します。
<酸・温>酢、りんご、すもも、あんず、ローヤルゼリー
<苦・温>よもぎ、ふき
<甘・温>うどん、うなぎ、まぐろ、牡蠣、鯛、太刀魚、ふぐ、鯵、えび、羊肉、牛肉、やまいも、なつめ、かぼちゃ、しいたけ
<辛・温>にら、芥子、しょうが、落花生、わけぎ、大根、胡椒、しそ、山椒、らっきょう、みょうが、ねぎ、ウイスキー、ワイン、酒
<鹹・温>大麦、栗、いわし、さば、納豆、みそ 』(ヘルスケア大学より引用)
また反対に子どもによく食べさせがちですが、身体を冷やす食べ物もあります。
バナナ・みかん・トマトなどですね。
ざっくりと言いますと、夏の食べ物・南国の食べ物は身体を冷やし、冬の食べ物は身体を温めると言われています。
夏の食べ物・南国の食べ物にも良い面がたくさんあるので、食べないように、というわけではなく、食べるときには少しだけ、身体をあたためる食べ物を意識的にとるようにしてバランスをとりましょう。
しかし、結局のところバランスのとれた食事をとって、しっかりと栄養をとることが免疫力の向上につながります。
【免疫力を高めるために必要になってくる栄養素】(免疫プラザより引用)
・ミネラル
・タンパク質
・食物繊維
・ビタミン
・脂質
・糖質
・スカベンジャー
これらをバランスよく、偏食せずに、できるだけ多くの種類を食べることです。
しかし、これを一品一品料理するのはとても大変です。
1つの方法として、私のオススメは、食材を1つの鍋で煮て、お味噌汁などにして食べることです。
『一汁一菜でよいという提案』という本にも書かれているのですが、食材を全てお味噌汁にして食べるという方法です。
お味噌汁には入れにくい食品も多くあるので、毎回一汁一菜というわけにはいかないと思いますが、
「とりあえず鍋に入れて煮る」とするだけでも、かなり多くの食品をとることができます。
また、食品を重ねて煮る場合は、
下から順に
きのこ・海藻 → 葉物 → イモ類 → 根菜 → 穀物 → 魚介
とすると良いそうです。
少しだけ意識して、食事をとるだけで、免疫力は向上します。
お正月で腸内環境も乱れがちかと思います。
お正月料理は子どもの腸には負担が大きいので、ほどほどにして、優しい食事にはやめに戻してあげてくださいね。
明日は、『免疫力をあげる1番の方法とは・・・』をお送りします。
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