免疫力をあげる1番の方法とは
2018.01.03
●免疫力をあげる1番の方法とは(風邪をひかない健康で丈夫な身体をつくるために3歳までに親が行いたいこと⑤)
こんにちは。乳幼児専門の造形あそび教室ぐちゃラボの会田です。
連続記事でお送りしております『風邪をひかない健康で丈夫な身体をつくるために3歳までに親が行いたい事』
【2】着れば着るほど風邪をひく?!薄着にして子どもの免疫力を高めよう!
そして、今日は『免疫力をあげる1番の方法とは』です。
子どもが風邪になると「かわいそう」と思ったり、いつもよりもたくさん泣いて、甘えるため親も「大変すぎる」「病気になんかならないでほしい」と思ってしまいます。
親は、子どもの風邪を防ごうとしますし、もし風邪をひいても早く治そうと思うこともあると思います。
しかし、子どもの身体のことを考えると、風邪をひくことは決して悪い事ではありません。
鼻水が出るということは、子どもの身体の中の免疫力がしっかり機能し、ウイルスを体外に排出しようとしているためです。
発熱などもそうですね。
しかし、早く治そうとこれを薬で止めてしまうことは、ウイルスが体内に残ってしまう可能性やせっかく戦っていた免疫力の力を弱めてしまうことに繋がります。
免疫力をつけるために1番よい方法は、病気になることなんです。
ほとんどの子どもは、風邪をひいても、良く寝て、食べられるときは食べていれば、自然と治っていきます。
その子どもが本来持っている免疫力を信じて、見守ることはとても大切な事です。
そうなると気になるのは、じゃあ小児科などには行かなくていいの?ということ。
見てほしいポイントは
・子どもの機嫌が良い?悪い?
・食欲はある?ない?
などです。
熱があったり、鼻水や咳がでていても、機嫌がよく、よく食べる(いつも通り食べる)場合は、少し様子を見てても良いでしょう。
でも、いつもと違うな?と思ったら病院に行ってくださいね。
また、ケガなどの事故の場合は、機嫌が良くてもすぐ病院へ!
子どもの丈夫な身体は、親が普段から子どもをよく見ることから始まります。
例えば、薄着をしましょう!と言っても、子どもによってどれくらいの枚数が良いかは異なります。
真冬でも半袖短パンでも大丈夫な子もいますが、いくら薄着が良いと言ってもそこまでは寒すぎる!というお子さんがほとんどだと思います。
適切な睡眠時間やリズムも子どもによって異なります。
また、平熱を把握しておくことも子どもの体調変化に気が付きやすくなります。
一般論だけではなく、お子さんをよく見て、お子さんにあわせた子育てをすることが、子どもの力をより高めていきます。
普段のお子さんの様子を知っていること。
その上で、まわりと比べたり、過剰な心配をしたり、保護をしようとしないことが、子どもを丈夫な身体へと導きます。
まわりと比べると「あの子はもっと厚着をしているから、うちの子もやっぱりもう1枚着せたほうが良いかしら?」
「あの子はあんなにたくさん食べるのに、うちの子は少食だわ。(無理にたくさん食べさせることは胃腸の負担に)」
と子どもにあった子育てができなくなります。それは子どもの身体にとって負担に繋がります。
子どもの身体には、それぞれの個性があり、1人1人大きく異なります。
また、過剰に心配したり、保護しようとしないことも大切です。
過剰に心配をして、外遊びをするときに動きを制限しすぎてしまったり、やはり厚着をさせてしまったり、あれも危ない、これも危ないといろんなものから遠ざけてしまっていたりします。
大丈夫!
子どもは生きる力を持っています。
免疫力と同じで、保護しようとすればするだけ、自分を守る力が失われていきます。
子どもを信じて、見守る。
これはとても大切なことです。
この冬は風邪をひくかもしれません。
でもこの冬に風邪をひかさないように努力するよりも、
将来的に風邪をひきにくい丈夫な身体を手に入れることのほうが、きっと子どもの生きる財産になります。
風邪をひいても大丈夫!それがより丈夫な身体を作るんだよ!
そうお子さんに笑顔で言ってあげてください^^
免疫力は、笑顔でも上がるそうですよ♪
風邪をひいてても、ひいてなくても、笑顔で過ごしていくこと。
それが健康ということではないでしょうか?
みなさんも健康な日々を過ごしてくださいね^^
以上で「風邪をひかない健康で丈夫な身体をつくるために3歳までに親が行いたいこと」もおしまいです。
ありがとうございました。
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